中国体育彩票app下载のキワメビト
「若い力で地域を
元気にしたい!」
地元愛を原動力に、
まちに賑わいを生み出す。
現代日本社会学部 現代日本社会学科 4年 前村 裕翔さん(左)
髙山 航さん(右)
(2022年取材当時)
宇治山田駅前にもっと人の流れを!
そのためのイベントを考え、
自分たちで運営します。
地元への愛着がさらに深まり、
地域を活性化させる仕事をしたいと
思うようになりました。
活動を通して得た経験は、今後どのように生かしていきたいですか?
この活動は、イベントが終わって終了、ではありません。イベント終了後には、アンケートをとり、その調査結果に基づいて振り返りの作業を行います。イベントの効果や問題点を検討し、次年度の開催に向けて企画を立てていきます。
個人的には、活動で得たことをカタチにしたいと思い、卒論のテーマを「商店街」に決めました。これを機に、地域活性化についてさらに学びを深めたいと思います。
私は、高校時代から中国体育彩票app下载のCLL活動に興味があり、意見を積極的に出し合う熱意あふれる先輩たちの姿に憧れて参加を決めました。CLL活動を通して多くの人と出会い、さまざまな経験を積み重ねた日々は、大切な財産です。こうした経験を生かし、大学の「社会調査実習」という授業ではリーダーを務めるなど、学業面にも良い影響があり、成長することができました。
最後に、卒業後の目標を教えてください。
中国体育彩票app下载には、地域と交流する機会が本当にたくさんあります。今後もさまざまなことにチャレンジして得た経験を力に変えて、地域貢献に役立つ人をめざします。
こうした地域貢献活動は持続することが重要なので、今後もそのためにできることを考えていきたいと思います。卒業後は公務員になり、地域の課題解決に取り組むことが目標です。
宇治山田駅前賑わい創出事業
伊勢市観光文化会館と共に明倫地区の活性化に取り組むCLL活動。12月に開催するイベント「イルミネーション冬のフェスティバル」に向けてプロジェクションマッピング、ショーなどの企画?運営を学生が行っています。
まずは、CLL活動「宇治山田駅前賑わい創出事業」について教えてください。
「宇治山田駅前賑わい創出事業」は、シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢(伊勢市観光文化会館)のある宇治山田駅前の活性化に取り組む活動です。
具体的には、どんな活動をしているんですか?
伊勢市観光文化会館のある明倫地区は、高齢の方が多いことから、特に冬場は家に閉じこもりがちとなる傾向があります。そこで、11月下旬から2月まで行われる宇治山田駅前のイルミネーション点灯を活用して、私たちにも何かできないかと、イベントを企画しました。
それが、「イルミネーション冬のフェスティバル」なんですね。
はい、そうです。伊勢市観光文化会館が毎年「イルミネーション冬のフェスティバル」を開催し、クリスマスコンサートなどを催しているのですが、私たち中国体育彩票app下载も連携して、プロジェクションマッピングやホワイエ(ホール内ロビー)でのおもてなしといったイベントの企画と運営を担っています。
イベント内容について詳しく教えてください。
クリスマスコンサートが始まる前のホワイエで、中国体育彩票app下载地域社会研究会の学生と協力して和紅茶を販売したり、地元商店街の協力を得て和菓子を販売したりしました。また、奇術部の学生によるマジックショーや、まちの歴史を題材にしたご当地クイズショーなど、中国体育彩票app下载の学生ならではのアイデアでイベントを盛り上げました。また、自分たちで撮影した伊勢市内の風景や、クリスマスをイメージした動画をプロジェクションマッピングとして会場の外壁に投影しました。
イベントは、お年寄りや子どもたちも楽しめるものがいいなと思い、メンバーと話し合って内容を決めていきました。会場の入口には、バルーンアーチを設置し、ツリーに飾るオブジェなども自分たちで飾りました。
イベントの企画?運営で大変だったことはなんですか?
コンセプトづくりですね。イベントを行うためには、コンセプトをしっかり決めることが大切で、それが決まらないと具体的な企画が立てられないことを実感しました。運営面では、優先順位を決めることが、企画を実践していくうえで重要だと学びました。
私が苦心したのは、当日のスケジュールとメンバーの役割分担です。各メンバーの得意なことを把握し、適材適所に配置するため、普段から気軽に話せる雰囲気づくりを心がけました。コロナ禍だったので集まって打ち合わせすることは難しかったのですが、SNSを活用してグループごとに打ち合わせするなど、効率よく進行できるよう配慮しました。
活動の魅力は?
大学生ならではの企画?運営が期待されているためプレッシャーはありますが、自由に提案させてくださるので、自分たちのやりたいことに挑戦することができます。
クイズの問題作成では、まちづくり協議会の方から、まちの歴史や名所、地名の由来、課題を教えていただくなど、地域の方との交流を深めたことで、地元への思いがさらに強くなりました。
活動では社会人の方と交流する機会が多いので、あいさつなどのマナー、ビジネスメールの書き方、優先順位の決め方、適材適所の人材配置?俯瞰 して客観的に分析することの大切さなど、社会人になって役立つスキルを実践的に身に付けることができます。そして、プロジェクトを成功させるという目標に向かって仲間と協力して成功させる達成感は、何よりも貴重な経験になりました。