伊勢志摩百物語~渚?港を歩き憩う~
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- 16 - あづり浜(阿津里浜)は、志摩市志摩町越こし賀がにある、熊くま野の灘なだに面した浜です。この辺一帯の海を「越賀浦」といい、あづり浜はその中に属します。「あづり」という名前の由来は、『角川日本地名大辞典』によると、「海の津」を意味するとも、古代日本の海あ人ま族である「安あづみ曇氏」と関わりがあるとも言われるようですが、詳しくは分かっていません。 遠浅で穏やかな、子供が入っても安心な浜であり、夏は海水浴客で賑わいます。近くにはオートキャンプ場や海女小屋体験施設があり、それでいて有名な観光地ほど人がごったがえすことのない良い観光スポットといえるでしょう。また夕日の名所でもあり、浜近くにあるすずめ島(雀がたくさんいることからこの名前が付きました)に沈んでいく夕日は絶景です。ほかにも、志摩町の町花になっているハマユウの群生地でもあり、見所はたくさんあります。 またこの浜には次のようなおもしろい昔話が伝わっています。大蛇が住まう?島をのぞむ浜。その海の先には、龍宮の世界があるかもしれません。8.あづり浜 (志摩市志摩町越賀)弓のように広がるあづり浜

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