伊勢志摩百物語~名木?奇樹を訪ねる~
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- 27 -横山展望台近鉄浜島カンツリークラブふるさと公園横山楠御前八柱神社2601611215217 神社の御神木である楠の語源は「クスリノキ(薬の木)」「クスシキ(奇し木)」と言われている。楠は香料、殺虫剤、防臭剤になることから「薬の木」とされました。また、「奇し」とは「奇妙な」や「霊妙な」などの意味があり、古代の人々は薬になる楠を奇妙なまた不思議な木と感じ次第に信仰していったのではないかと考えられます。また、漁民からの信仰も厚く、海上安全?大漁満足を祈願していた。さらに、延命長寿?子授け?安産などの祈願もあり、町内外から多くの参詣者が訪れていました。 かつてこの楠木から名前をいただく風習もあり、「楠大神」「楠香」などゆかりの方もおられたようです。 今回、楠御前八柱神社を訪れ、夏の暑さ厳しいなかで、境内の楠がつくる木陰がとても涼しく感じました。御神木を前にすると自然と手を合わせていて、太古の人々も手を合わせていたのではないのかなと感じさせる場所でした。(澄川 秀範)■アクセス三重交通バス 宿浦線 伊勢市駅前から約1時間20分 鵜方駅前から約20分、南張停留所下車徒歩3分■周辺の見どころ?大矢浜海水浴場…ゆったりとした雰囲気の海水浴場。大自然に囲まれて気分もすっきりに。?海ほおずき…浅磯体験、漁師体験など海に関する様々な体験が出来ます。神社の鳥居と石垣境内を覆い隠す楠
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